MacからリモートサーバのXアプリケーションを使う。その2 [Apple/Macな話]
さて、前回に引き続きMacでリモートのUNIX(FreeBSD)マシンのXアプリケーションを使えるようする方法の第二弾です。
前回は、X11 for Mac OS Xをインストールをした状態で、ターミナルで
/usr/X11R6/bin/X -query xxx.xxx.xxx.xxx (FreeeBSDマシンのIPアドレス)
とコマンドを打ってやれば、xdmcpで接続され、FreeeBSDのログイン・ダイアログがAquaデスクトップに現れる(FreeBSD側のxdmの設定は必要)って感じでした。
ただし、この方法だとリモートのXwindow(KDE)がフルスクリーンで表示されてしまう為、
若干使いづらい。
さらに、せっかくのAquaの美しい画面が見えない(笑)と言う弱点があったので、今回は別の方法を使います。
それは・・・
SSHの「Xフォワード機能を使う」と言う方法です。
コレを使えば、簡単にリモートの特定のXアプリケーションのみをを実行する事ができるっつーワケです。
方法はこれまたとっても簡単。
SSHのサーバ(リモート)側とクライアント(ローカル)側の両方のXフォワード機能を許可する。
そんだけです。
やり方はこんな感じ。
まずは、SSHサーバ側(FreeBSD)で/etc/ssh/sshd_configを編集する。
以下の2行をコメントアウトして有効にする。
#X11Forwarding yes ⇒ X11Forwarding yes
#X11DisplayOffset 10 ⇒ X11DisplayOffset 10
んで、SSH(またはOS)を再起動。
続いては、SSHクライアント側(Mac OS X)で/etc/ssh_configを編集します。
以下の2行をコメントアウトして有効にします。
#Host * ⇒ Host *
#ForwardX11 no ⇒ ForwardX11 yes ←「no」の場合は「yes」にする。
以上で設定終わり。
あとは、X11 for Mac OS Xを起動し、リモートマシンにSSHで接続し、アプリケーションを実行。
(下の例ではFirefoxとemacsを実行)
ssh xxx.xxx.xxx.xxx (FreeeBSDマシンのIPアドレス)
pass:******
firefox &
emacs&
見にくいかもしれませんが、emacsのタイトルバーの部分やFirefoxの情報の部分がFreeBSDになっているのがわかるかな?
これなら、Aquaの美しい画面はそのままに、必要なアプリケーションだけを遠隔で実行する事ができますね。
いやぁ、これまた超簡単だった(笑)
やっぱり、どっかの頭悪いOSとは比べ物にならんな・・・。
ここは、再び言っておかぬワケにはいかんだろう(笑)
圧倒的じゃないか我等がAppleは!
ちなみにイチイチ設定ファイルを書き換えるのが面倒な場合、sshコマンドに-Xオプションを付けて
ssh -X xxx.xxx.xxx.xxx (FreeeBSDマシンのIPアドレス)←Xは大文字
としてやれば、「X11 port forwardingを有効にする」と言う意味になるので、設定ファイルを書き換えなくてもリモートのXアプリケーションを実行する事ができます。
設定ファイル直してから言うのもなんだが、こっちの方法の方が簡単だったかもしれないな・・・(笑)
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